「最近のメンホンより」シリーズ、これで最後です。
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「鳴く・鳴かない」の判断というのは、結構難しい問題かと思われます。どこから鳴くか、あるいは、あえて鳴かずに、その牌を落としていくか…。
個人のタイプとして、「面前派」か「鳴き派」かみたいな感じに分かれる場合もあるでしょうが、とりあえず、「鳴く」「鳴かない」の根拠が欲しいんですね。
今回は、カテゴリー“記憶に残る試合”ということで、「鳴いて失敗した」例と、「鳴かずに成功した」例を見ていきたいと思います。同じ日の出来事です。
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まずは失敗例から。
・その1 鳴いて失敗した例
2007.04.28 第1東風荘にて
問題の局はオーラスなのですが、それまでの経過を振り返っておきます。
【東1-0】 西家スタート
・結果:下家が鳴いて「自風のみ」1000点を出和了
【東2-0】
・結果:上家の親が「リーチ・一盃口」3900を出和了
【東2-1】
・結果:南家の自分が「チートイ・ドラドラ」を「リーチ一発ツモ」でハネ満。
【東3-0】
・結果:親の自分が「チートイのみ」2400を出和了。
【東3-1】
・結果:下家が「一通・ドラ1」を「リーチ一発ツモ」でハネ満。
ここまでで言えるのは、東パツこそ下家が鳴いて和了っていますが、それ以降はずっと面前の手で和了が出ている、ということなんです。あと、役としては「一盃口」やら「チートイ」が多いということと、比較的大きな和了手が出ているということか。まあ、大した判断材料にならないかもしれませんが、それを踏まえてオーラスを見ていきたいと思います。
【東4-0】 37600点持ちトップ目(2着目の親とは3300点差)
北家 ドラ
<4巡目終了時>
自分の捨て牌に
-
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が4枚。今回も純然たる「ピンフ系」は出てこない感じ。ただ、和了が出るなら面前の手になる確率が高いような気も。一方、自分の手は鳴いて混一色や清一色も狙える形。
…とあれこれ考えていた矢先、
急所の
が上家から出る…。
鳴きました。
字牌は
か
のどちらか1つ重なればいいし、もし重ならなければ清一色でもいい。そんなに悪い鳴きではないと思うんですね。
でも、実はこれ、鳴いた瞬間「まずい!鳴いちゃった…」という感じだったんです。ここまでの和了がほとんど面前だったということに薄々気づいていたので、なるべく面前で仕上げようと思っていたにもかかわらず、つい反応してしまったと…。前回の記事と同じですね。
その後、
上家からリーチ。ピンズは打ちにくいので、ここから字牌を落としてまわるも、最終的にはこちら。
これ、あとで確認したところ、自分の三萬チーにより、1枚しかなかった上家のドラが、その後、暗刻になっていました…。でも、鳴いてなければ、対面のドラ西が暗刻になったということに。いずれにしても、他家から「リーチ!」ということになったかと…。
結局、あの状況で鳴いて動いたことで、自分の首を絞める結果となることに。やはり、自分の判断としては「面前の場なら鳴かない方がいい」ということになるでしょうか。それに気づいていながら鳴いてしまったんですから、自業自得です。
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次にうまくいった例。
・その2 鳴かずに成功した例
2007.04.28 第1東風荘にて ※上記と同日の試合
今回も、一応の判断材料として、問題となる【東3-0】までの経過を振り返っておきます。
【東1-0】 南家スタート
・結果:親がバカトイをツモ和了。
【東1-1】
・結果:南家の自分が「自風・三色・ドラドラ」で「リーチ」。ハネ満ロン。
【東2-0】
・結果:対面の西家が「メンチン・平和・一盃口」をロン。倍満16000。
たった3局なので、まとめて言うことは出来ませんが、やはり【東2-0】のメンチンでしょうか。確認してみたところ、「鳴かなかった」のでなく、「鳴ける牌が出ないうちに、次から次へとピンズをツモ」っていました。
逆に言うと、どこかで誰かが間違えて切ったピンズを西家が無理に鳴いていたら、西家が面前でテンパイすることはなかったということかと。
これを踏まえて、見ていきます。
【東3-0】 39000点持ちトップ目
<配牌> 北家 ドラ
ここからソーズが伸びて行って、中盤、
<10巡目>
こんな感じで一色手に決定。そして、この直後が問題の局面。
対面の
。どうしますか?
*
*
*
*
*
本来ならば、ここは当然、鳴いて手を進めるべきかと。でも、ここでは思いとどまりました。鳴かない方がいいなと。
そして、これ(タイムラグ)を見た上家がツモ切りリーチしてきます。
直後のツモが
。なおもソーズが入ってくる。ここは現物の
切りでイーシャンテン。さすがにここからは鳴いてテンパイに取ります。(下図参照)
鳴ける牌が出ないまま、3巡後には
今度は急所のカン
までツモってきました。テンパイ。ダマです。(下図)
リーチでもいいんですが…。ツモ巡を崩されたくないような気持ち。
そして、2巡後。ある程度、予感はありましたが…
対面からもリーチがかかり、「じゃ自分も(リーチ)」と思った矢先のツモ和了。しかもドラ。鳴かなくて正解だった。
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似たような手格好であったとしても、その時の状況に応じて「鳴く」・「鳴かない」の選択をするということ。難しいとは思うのですが、あまり結果に左右されることなく、むしろ、鳴ける牌の見落としをなくすことの方が大事かと。